巨人の白石興二郎新オーナー(65)が24日、東京・大手町の球団事務所を訪れた。「今まで球団事務所に来たことがなかった。オーナーになって、どこにあるのかと、ビルにあることは知っていたけど、大手町に本社がある時代から足を踏み入れたことはない。これを機会に、どういうフロアかと。みなさん集まってあいさつする機会ではなく、今日は顔を出しました、よろしくお願いしますと」と、あいさつに来た経緯を明かした。

 新規参入を目指すDeNAに対して、賛成の立場だった巨人が方向転換したという指摘が一部で報道されたことに関して「そんなことはない。(新GMの)原沢君が言っている通り、まだ審議中の案件なので、いろんな情報、環境等も含めて、実行委員会で議論し、その上でオーナー会議に臨む。基本的には方針の変更があったり、事前に方針が決まっていたりするものではない。変化があったというものではなくて、もともと白紙で臨むという。これは会長の渡辺も、球団社長の桃井も原沢も同じだと思う。その方針に従って私がコメントしただけです」と、フラットの状態で実行委員会での議論の推移を注目する姿勢を強調した。