<巨人6-9中日>◇31日◇東京ドーム

 中日高木守道監督(72)は采配ズバリのG倒にご満悦だった。

 平田の適時打で1点を勝ち越した7回、大島&堂上剛の代打攻勢が決まって一挙5点を奪った。「こっちもやみくもに注ぎ込んだけど、あの回が勝負なんでね。何としても勝たないといけない試合。大島がいいところで打ってくれて、堂上剛も気分的に楽に行けたと思う」。ただし、大島の先発復帰については「藤井がよう三振はするけど、ポイントになってる。藤井の内容が悪かったら、大島を先発させようと思って見とるけど、結果を出してるしね。今は(藤井の)存在が大きい」と、当面見送る方針を示した。

 1日は今季限りで退任する高木監督にとって、レギュラーシーズンの最後の東京ドームでの巨人戦になる。「うちとしては2つ勝たんと。厳しい投手(菅野)が相手だけど、何とか総力で山井に頑張ってもらって逃げ切る。そういう展開にしたい。明日は勝ちたい」と、有終勝利に意気込んでいた。