阪神の最年長選手、桧山進次郎外野手(44)がプロ22年目の今季限りで現役を引退する。7日午後に西宮市内で会見を開いて表明する。

 会見に先立ち、甲子園で巨人戦前のチーム練習に参加。すっきりした表情で「22年間から解放されるわけだから」などと話した。

 平安(現龍谷大平安)、東洋大を経て91年ドラフト4位で阪神に入団した。95年から外野のレギュラーに定着。20代で4番打者を務めるなど主力として活躍した。06年からは代打の切り札となり、ファンから「代打の神様」と愛された。いずれもセ・リーグ2位の通算代打156安打、同107打点(6日現在)など記録を打ち立ててきた。阪神ひと筋で球団最長となる22年間プレー。勝負強さは魅力的だが後進に道を譲ることを決意した。