プロ野球のオーナー会議が21日、都内で開かれ、統一球問題の責任を取って25日に辞任する加藤良三コミッショナーの後任について話し合った。人選は難航し候補の一本化には至らず、オーナー会議の議長を務めるオリックス宮内義彦オーナーが暫定的にコミッショナー代行を務めることが決まった。

 また、コミッショナーが兼任している日本野球機構(NPB)の会長職は12球団の球団関係者が兼務できないため、元オリックス副会長の竹田駿輔氏が代行を務めることになった。会見した宮内オーナーは「12月31日まで暫定的に私がコミッショナー代行を務める。機構の会長は定款上、私が務めることができないので、竹田駿輔さんに私の分身として動いていただく」と、説明した。