<楽天3-1日本ハム>◇30日◇Kスタ宮城
楽天朝井秀樹投手(24)が、今季初白星を挙げた。Kスタ宮城の今季開幕2戦目となる日本ハム戦で、今季2度目の先発マウンドに上がり、6回2/37安打1失点の粘投でチームの4連勝に貢献。近鉄時代の恩師・日本ハム梨田昌孝監督(54)にも成長を見せつけ、フルシーズンを戦い抜くはずみをつけた。
朝井が踏ん張った。4四球に、3回以降は毎回安打を浴びる不安定な内容。「あまり調子はよくなかったけど、なんとか先発として最低限の仕事を果たせるように頑張りました」。その言葉通り、失点は4回先頭の稲葉に許したソロ本塁打による1点だけ。3、5、6回と3度、得点圏に走者を抱えるも、切れのある直球とブレーキの利いたカーブでしのいだ。
今季初登板の23日ソフトバンク戦は8回途中3失点で敗北。7回まで無失点と好投も、打線の援護に恵まれなかった。この日は、試合直前にスタンドに投げ入れるサインボールに「勝つ」と書き足し、出陣。勝利への執念が、5回に3得点で逆転した味方の奮起を呼んだ。野村監督は「内容は(ソフトバンク戦より)ずっと良かった。そのうち幸運が(もっと)助けてくれるでしょう」とたたえた。
近鉄時代の監督で、今季から日本ハムを指揮する梨田監督も「直球もカーブも、昔と切れが全然違う。手ごわい」と成長を実感。恩師の前での1勝に、朝井は「悪いなりに抑えられたはよかった。次は万全の状態で臨みたい」と自信を得たようだ。昨季8勝を挙げたが、プロ6年間で開幕から1年、先発ローテーションを守ったことは1度もない。朝井の挑戦は始まったばかりだ。【由本裕貴】



