<中日7-10横浜>◇17日◇ナゴヤドーム

 中日井端弘和内野手(33)が2試合連続の猛打賞となる3安打2打点、2盗塁の大暴れだ。3回の第2打席に左前打で連続試合安打を自己記録の15に伸ばし、5回にも右前打。ともに出塁してすぐに盗塁も決めた。8回には一時、勝ち越しの3号2ランを放った。

 好調には理由がある。「立浪さんに言われて、フリー打撃の時に少し前に出て打っています。反応がすごくよくなった」。試合前のフリー打撃、井端はバッターボックスを出て、どんどん投手に近づく。打撃投手の球が実戦の投手さながらの体感スピードとなり、体の反応速度が上がる。立浪が行う独特の練習法を5月1日から続けているのだ。

 「連続安打?

 関係ない。毎日、打つつもりでやっていますから」。連続試合安打のプロ野球記録は79年高橋慶彦(広島)の33試合、球団記録は49年西沢道夫の25試合。井端が記録に近づくほどオレ竜打線も勢いに乗る。【鈴木忠平】