元アナウンサーの美人妻が略奪ピンチ!?

 日本ハムが、巨人からトレードで獲得した林昌範投手(25)の京子夫人(26)の「入団」を視野に入れていることが4日、分かった。今季の札幌ドーム主催試合のベンチリポーターを探しているが、現状では人選に難航中。昨年3月にテレビ東京を退社するまでは同局の人気アナウンサーだった京子夫人の名が、候補の1人としてリストアップされたもようだ。

 つやっぽい林夫妻の初夢プロジェクトが、進行の気配を見せてきた。日本ハム移転6年目の今季。テレビ、ラジオなどの試合中継強化の1つが、初の札幌ドーム専用リポーターの起用だ。これまでは中継する各局の男性、女性アナウンサーが主に務めてきたが、一新を検討。ただ首都圏などに比べてフリーアナウンサーの市場規模が小さい北海道限定ということで、適任者が見つからないのが現状だった。

 その中での最終手段、ウルトラCとして林の“夫婦獲得”が浮上した。

 京子夫人は05年にテレビ東京に入社。林との結婚、出産を機に08年3月いっぱいで退社するまで第一線で活躍した。アナウンサーとしての力量に加え、熱狂的なファンも多かったルックスもあって、スポーツを含めた多くのジャンルで同局の看板番組に起用された。実績は申し分ないだけに、球団関係者は「もし誰もいないということになれば、可能性はなくはない」と示唆した。

 現時点ではまだ検討段階の専用リポーター起用が正式に決定すれば、打診される可能性が少なからず出てきた。日本ハム移籍に伴い、林は一家で北海道に移住する予定。ただし、昨年10月に長女が誕生したばかりのため、京子夫人は育児等で多忙であることが予想される。まずは夫である林から周辺調査を行い、慎重に意向をくんだ上で、最終判断を下すことにはなりそうだ。

 実現すれば、話題性は十分。球団としては、やや強引なこじつけだが、新天地での活躍を祈願した縁起かつぎとしての理由も1つにあるそう。正妻候補の1人が「鶴岡」で、夫人の旧姓が「亀井」。それぞれの頭文字を合わせれば「鶴亀女房コンビ」となることから、球団関係者は「縁起物にもなるしね」とジョーク交じりで話す。お立ち台の夫を、美人妻リポーターが―。チームの救世主と期待が高いサウスポーに、心強い“右腕”が誕生するかにも注目だ。【高山通史】

 [2009年1月5日10時19分

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