巨人合同自主トレ2日目を視察した岡崎郁2軍監督(47)が9日、ドラフト1位の大田泰示内野手(18=東海大相模)を、三塁と併用し遊撃で起用する育成プランを示した。現在ファームの三塁手は2年目の中井を起用。4番に固定し徹底的に鍛えている。「サードは中井との兼ね合いがある。ショートを守ることで視野が広がり、学ぶことも多いから」と自身の現役時代の経験に重ねて説明した。

 大田にとってサードは「ホットコーナー。熱い先輩方が務めてきた」とこだわりのある場所だ。それでも練習後は「自分は選手。視野が広がると思うので、チャレンジしていきたい」と前向きにとらえていた。2日間の練習を見た白坂トレーニングコーチは「説明した意味を自分なりに考え、消化してから実践に移す。一流に欠かせない頭の良さを持っている。(ロッテ時代に指導した)今江、西岡に似ている」と長所を説明。18歳らしい柔軟さと素直さを武器に、無限の可能性を探っていく。

 [2009年1月10日8時43分

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