<阪神6-5横浜>◇9日◇甲子園
ミスターダブルが天敵を退治した。阪神マット・マートン外野手(28)が二塁打3本と乱れ打った。1回1死二塁から中越え二塁打で先制点をたたき出したのはほんの序章。3点を追う3回無死一塁からは左中間二塁打を放ち2得点を導いた。さらに5回には先頭で左中間二塁打。7回に二ゴロで日本記録の1試合4二塁打こそ逃したが、3回まででチームの苦手、横浜三浦をKOした序盤の猛攻で主役を張った。
「毎日チームの勝利に貢献したいと思っている。良い形で打って勝てて良かったよ」
実はメジャー最多タイとなる1試合4二塁打の記録ホルダーだった。「米国では40人以上がこの記録を持っているけどね」。カブス時代の06年8月3日ダイヤモンドバックス戦でマークした。ダブル記録の“日米制覇”とはならなかったが、逆転勝利に笑顔が絶えなかった。
3本目の二塁打はオープン戦で空振り三振に仕留められた加賀から放ったもの。「あの時はスライダーで空振り三振したはず。今回は何とかアジャストしたかったんだ」。自身の適応力を確かめる一打ともなった。打率3割5分3厘、116安打はリーグトップ。実は24二塁打もリーグ3位と好位置につけている。【佐井陽介】
[2010年7月10日11時23分
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