プロ野球セ・リーグは10日、レギュラーシーズン全日程を終了した。個人成績の打撃部門では、来日1年目の阪神マット・マートン外野手(29)がシーズン最多安打のプロ野球記録を更新する214安打を放ち、最多安打のタイトルを獲得した。プロ野球史上初となる2度目のシーズン200安打をマークしたヤクルト青木宣親外野手(28)は209安打で最多安打には届かなかったが、3割5分8厘で3年ぶり3度目の首位打者に輝いた。巨人アレックス・ラミレス外野手(36)は49本塁打、129打点で2冠。43盗塁の広島梵英心内野手(30)は初タイトルを手にした。投手では、4年目の広島前田健太投手(22)が最優秀防御率(2・21)最多勝利(15)最多奪三振(174)の3部門でトップに立ち、セでは1999年に巨人時代の上原浩治投手(オリオールズ)が記録して以来の快挙となった。救援タイトルは中日勢が占め、最多セーブは岩瀬仁紀投手(35)が2年連続、最優秀中継ぎ投手には浅尾拓也投手(25)が初めて輝いた。

 [2010年10月11日8時26分

 紙面から]ソーシャルブックマーク