左側頭部死球の影響で別メニュー調整を強いられていたソフトバンク細川亨捕手(31)が今日31日、ウエスタン・リーグ中日戦(福岡ヤフードーム)で実戦復帰する。30日は関東遠征に帯同していない投手陣と一緒に練習。「明日の2軍戦には、ちょっとでも出ようと思っています。大丈夫です」と戦列復帰を志願した。

 27日の練習試合(対楽天)で左側頭部に死球を受け、福岡市内の病院に救急車で運ばれた。精密検査では打撲と診断されたが、大事を取って、1軍関東遠征をキャンセルしていた。

 この日はアップとキャッチボールに1時間かけた後、室内でマシン打撃に取り組んだ。動きを確認した上で実戦復帰を決断した。

 今日の一戦では終盤3回にマスクをかぶる方向だ。セットアッパーのファルケンボーグ、守護神馬原と2人の救援陣の柱が登板予定。貴重な調整機会を復帰戦の舞台に選んだ。

 2軍中日戦でプレーに支障がなければ、4月2、3日の慈善試合(対西武、皇子山)で1軍復帰が見込まれている。的山バッテリーコーチも「明日(31日)少し試合に出場するし大丈夫だと思う」。完全復調へのステップを踏む。