<オリックス2-2ソフトバンク>◇12日◇京セラドーム大阪
オリックスが現球団名で初となる開幕戦ドロー劇を演じた。9回1死。後藤光尊内野手(32)が和田の初球スライダーに体勢を崩しながらすくい上げ、右翼席へ運んだ。
「直球待ちでしたが、うまく反応できた。いい打ち方でなくても入ったのであまり変わらないのかな。お客さんが入って、開幕ということで気持ちが入り、自分でも分からない力が出たかな」。
低反発の統一球だが、気持ちを込めて開幕を待ちわびた客席に届けた。
岡田彰布監督(53)も「(和田に)完璧に抑えられとった。連打続くアレやなかった。負けゲームやから、ええとこで出たな」とうなる主将の一撃だった。
長丁場を意識して「平野、岸田は6連戦の週アタマから使いたくない」と話していた指揮官もここは方針転換。「そらもう開幕やから注ぎ込まな。あの展開でやられるのはしゃくやしな。ホームやし(イニングの)表を抑えたらええ」。平野に2イニングを任せ、最後は守護神岸田で負けを消した。初戦から野手もベンチ入り17人のうち16人を使う総力戦で、前身の阪急時代の87年以来となる開幕引き分けをつかんだ。
ちなみに24年前の相手はソフトバンクの前身南海という巡り合わせで、阪急が2戦目から4連勝している。【押谷謙爾】



