ロッテ西川史礁外野手(23)が、勝ち越しの3ランで試合を決めた。
西川は1週間前、悔し涙を流していた。8日のソフトバンク戦。スタメンで西川だけが無安打に終わり、9回には左翼への打球を捕り切れず同点を許した。チームも逆転負け。試合後、ベンチで涙が止まらなかった。その西川のもとへ真っ先に駆け寄ったのが、小川龍成内野手(28)だ。「次の日も試合がありますし、(西川は)これからも試合に出続けていく選手だと思うので。少しでも切り替えられたらと思って声をかけました。特別なことを言ったわけじゃないです」。
西川の気持ちが痛いほど分かっていた。2年前の楽天戦で自身も2失策。勝利したが、試合後は涙が止まらなかった経験がある。そのとき、自分を支えてくれたのも仲間たちの言葉だった。「僕自身もいろんな人に声をかけてもらって気持ちが楽になった。1人で抱え込むより、誰かに声をかけてもらった方が絶対に楽になると思うので」。
この日は2番小川、3番西川の上位打線が機能し、勝利につながった。チーム状況はまだ苦しい。それでも、目の前の1試合を全員で、全力で戦い抜く。【星夏穂】



