ソフトバンク和田毅投手(30)は29日、福島県高野連に約1000万円の29人乗りマイクロバスを寄贈すると発表した。「何か被災地の役に立ちたいと考えていた。少しでも球児の役に立ってほしいし、何年かたっても形として残る。震災が風化されることもない」と話した。原発事故の影響で連合チームとなった高校球児らの交通手段として役立ててもらう。

 12球団の選手に、バスの車体や座席にサインを書き込んでもらう。すでに日本ハム・ダルビッシュ、楽天岩隈、巨人内海、阪神鳥谷らに直接、呼びかけた。バスは9月8日に福島を出発。9日にKスタ宮城を経由し、海路で福岡へ向かう予定。12日にソフトバンクの選手がサインを書き、そこから北上する。順調なら23日の楽天-ソフトバンク戦(Kスタ宮城)で贈呈式を行う。同球場に福島県の避難所で生活する高校球児を招待するという。