日本ハムは19日、定時株主総会および取締役会を開催し、4月1日付で本社代表取締役会長に就任予定の小林浩・本社社長(65)が同日付で新オーナーに、現オーナーの大社啓二氏(56)がオーナー代行となることが承認、決議された。札幌市内のホテルで就任会見を行った小林氏は「引き続き北海道のみなさま、ファンのみなさまに愛される球団を目指したい」と抱負を語った。

 この日、栗山英樹監督(50)が開幕投手に斎藤佑樹投手(23)を指名したことを発表した。新オーナーは「オープン戦ではいまひとつだが、監督の方針に沿って斎藤投手が第1戦目で勝利を確保すること期待します」。大社氏も「開幕試合は144分の1ではない。本人が自覚して投げてくれると思う」と、初の大役を担う右腕にエールを送った。

 また、ポスティングシステム(入札制度)を利用してレンジャーズに移籍したダルビッシュの入札金の使途について小林氏は「球団と協議しています。道民あるいは育成の視点で検討して、早い段階で決めていきたい」と話した。