中日2年目の古本武尊外野手(23)が13日、仰天の丸刈り頭で登場した。12日に自主トレでナゴヤ球場を訪れた時はフサフサ。だが24時間後、修行僧のように大変身していた。「彼女にフラれたか?」「悪いことやっちゃった?」。やんちゃキャラだった学生時代にひっかけ、球団スタッフもいたずらな質問ばかりだ。だが古本はタジタジになりながら必死に火消し。「フラれたってこんなことしません!
今年は1軍で最低50試合は出たいので気合です!」と大マジメに説明した。
落合元監督の背番号66を背負い、即戦力と期待された左のスラッガーも1年目の昨季は1軍出場0。6月には外傷性白内障の手術を受けるなど故障にも泣かされた。今季巻き返しに懸ける思いは人一倍だ。
そこで一念発起。12日の練習後に量販店ドン・キホーテでバリカンを購入。寮の鏡の前で自ら6ミリに刈り込んだという。丸刈りは龍谷大4年春のリーグ戦の開幕前以来。「気合を入れた」おかげで関西6大学リーグを制し、全国4強へ。そんな縁起物の丸刈り頭が中日で復活だ。
契約更改の席では、落合GMに内角の打ち方を聞いて教わるなど向上心も旺盛。年末は龍谷大、年始は故郷福岡で自主トレに励み、89キロのベスト体重を維持して名古屋に帰ってきた。
ウマ年の14年は24歳の年男でもあり、本厄の年でもある。だが母に薦められた福岡市内の5社参りで引いたおみくじは大吉!
厄払いも完了し、故障さえなければ活躍できる自信は深まった。「去年は手術もしたし、ケガない1年にしたい。“毛が”ない1年で1軍です」。背番号66も、ケガしません?
【松井清員】
◆古本武尊(ふるもと・たける)1990年(平2)12月4日、福岡県生まれ。福岡大大濠から龍谷大に進み、1年秋からレギュラー獲得。12年夏の全日本選手権で4強入りし、打率5割で首位打者。同年ドラフト3位で中日入り。昨季はウエスタン42試合に出場し2本塁打、6打点、打率1割4分1厘。1軍戦出場はなし。176センチ、87キロ。右投げ左打ち。



