巨人が29日、ヤクルト戦の雨天中止を受け、先発ローテーションを再編する。この日先発予定だった大竹寛投手(31)は7月1日からの広島3連戦(マツダスタジアム)にスライドせず、4日の中日戦(東京ドーム)に回ることが濃厚。中5日で先発予定だった杉内が、中6日の間隔を空け、5日の同戦に万全の状態でマウンドに上がることになりそうだ。

 いよいよ剛腕も、1軍に帰ってくる。右肩痛で春季キャンプ序盤から2軍調整を続けた沢村が、6日の中日戦で今季初先発する。この日、イースタン・リーグのヤクルト戦に登板予定だったが雨天中止。ジャイアンツ球場のブルペンで38球投げた。「どこで投げても、自分がやることは変わりません。貢献できるように、しっかり準備するだけです」と決意を込めた。

 原辰徳監督(55)は「雨は想定できませんからね。時の流れに身を任せていきます」とどっしり構えた。中止決定後、ブルペンで投球練習を行った大竹も「また、その日に合わせて調整します」と泰然自若だった。今日30日は休養日の予定だったが、広島で全体練習を行うことが決定。万全の準備を整えた上で、2位広島との直接対決に臨む。【久保賢吾】