侍ジャパン勝利の方程式の骨格が見えてきた。守護神について、与田投手コーチは「3、4人で考えています」と話した。所属チームでもリリーフの山口、森福、今村に加え、1年目に抑えの経験がある牧田和久投手(28)が候補に入ったもよう。1次ラウンドではサブマリンがリリーフを務める可能性が高まった。23、24日のオーストラリアとの壮行試合(京セラドーム大阪)で、“選抜テスト”を行うとみられ、浅尾離脱で空いた守護神争いが佳境に入ってきた。

 経験を重視したとみられる。4選手ともに、一時的ではあるが抑えを任されたことがある“経験者”。強いハートの持ち主で、度重なるピンチをくぐり抜けてきた実績も共通する。牧田は昨季先発に戻ったが、プロ1年目は新人で22セーブ。リリーフとしての資質も十分で、1年のブランクは全く問題ないとみられる。世界でも希少なアンダースローで、1打席で対応するのは至難の業。セットポジションからのクイックも抜群の速さで、足技もシャットアウトする。浅尾離脱で一時は白紙に戻ったが、速やかに選定する。