WBO世界ミニマム級2位の田中恒成(19=畑中)が、日本人最速5戦目で世界王座を獲得した。同1位フリアン・イエドラス(27)を12回3-0の判定で下した。井上尚弥の持つ国内記録(6戦目)を更新し、史上4人目の10代世界王者が誕生した。

 中京高の恩師で、元東洋太平洋スーパーフライ級王者の石原氏は「よくやったなと思う」と涙。愛弟子のシューズは石原氏が04年の世界初挑戦(11回TKO負け)時に履いたものだった。「シューズを履いて、王者になってくれてうれしい」と喜んだ。