王者石田匠(24=井岡)が4回1分13秒、TKO勝ちで4度目の防衛に成功した。

 同級5位大塚隆太(30=エイティーン鴻巣)から1回に右でダウンを奪うと、2回も右フックで2度目のダウン。4回は被弾してふらついた挑戦者にたたみかけ、レフェリーストップを呼び込んだ。

 完勝劇に王者は「今日はジャブが当たったので自分のボクシングができて良かった。大みそかにKOできて良かった」と納得顔。同級の世界4団体で10位以内にランクインしており、世界初挑戦の期待もかかる。「4度目だし、この(日本の)ベルトとおさらばして、来年は世界に行きます」と力強く宣言した。石田の戦績は21戦全勝(11KO)となった。