スーパー王者の内山高志(36=ワタナベ)が同級6位オリバー・フローレス(24=ニカラグア)を3回TKOで下し、国内歴代単独2位となる11度目の防衛を果たした。

 初回から優位に試合を進め、最後は左のボディーがさく裂。3回1分47で勝負が決まり、セコンドも驚く結末となった。試合前から好調を維持し「すごく調子が良かったので、無理しないようにと思っていた。4回まではあまり飛ばすなと言われていたんですけど、腹が見えたので、空いてると思って打ったら終わってました」と、余裕しゃくしゃくだった。

 これで5年連続で大みそかを飾り「おかげでまた、良い年が過ごせます」とあいさつ。今後は米国でのビッグマッチも見据えている。具志堅用高の防衛回数13度にも“マジック2”とし「時代も相手も違うので、偉大な大先輩。今後、より良いビッグマッチも行けると思うので、そういうものも含めて超えていきたい」と抱負を語った。