WBC世界バンタム級王者山中慎介(33=帝拳)はモレノと11度目の防衛を行う。14日は大阪市内で調印式が行われた。

 雪辱を狙うモレノは、マイペースを貫いた。遅刻にも悪びれる様子はなく、写真撮影が終わると1人、足早に会場を後にした。WBA王座を12度防衛した経験を持つ最強挑戦者は「全てのパナマ国民が私の勝利を待っている。ベルトを持ち帰る準備は出来ている」と静かに闘志を燃やした。