<WWE:東京大会>◇7日◇日本武道館◇5700人

 IC王座戦はミステリオが因縁のジェリコを破って王座を防衛した。日本育ちのジェリコには「Y2Jコール」が起こったが、マイクで悪態をついて歓声をブーイングに変える。ミステリオ、特別レフェリーのリッキー・スティムボードには大歓声だ。

 ミステリオは巧みにラフ攻撃を繰り出すジェリコに攻め込まれた。1カ月前の「エクストリーム・ルールズ」の悪夢がよみがえったように、何度もマスクに手をかけられた。619をブロックされ、ついにマスクを奪われてしまった。しかし、顔を手で覆ったミステリオはミストを噴射。すぐに新しいマスクを着けると619をクリーンヒットし、スプリングボードスプラッシュで3カウントを奪った。

 試合後、ジェリコはスティムボードを大の字にして憂さ晴らし。最前列で観戦していた高山善広も挑発した。NOSAWA論外が間に入って大事には至らなかったが、ファンは大喜びだった。