元プロ野球ロッテなどで活躍後、格闘家に転身した立川隆史(34)が25日、東京・新宿FACEでのキックボクシング大会「サバイバー3」で引退試合を行った。2分2回のエキシビションで、K-1トライアウトで同期だった同ヘビー級王者京太郎(23)と対戦。強烈な左右ローキックに倒されそうになりながら、ダウンすることなく終了のゴングを聞いた。

 昨年3月の「K-1

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 GP」(対坂間豊)後、「心技体が完ぺきにそろわなくなった」と、引退を決意した。格闘技での通算成績は2勝3敗(2KO)で、すべてが1回KO決着だった。未練はないが、野球選手12年、格闘家3年のプロ生活を終えて「体はウズウズするかもしれない。駅のホームでシャドーをしてしまうかも」と笑った。今後は白紙で「明日から現実を見なくてはいけないが、今日だけは夢心地でいたい」と話していた。