全日本の世界ジュニア王者カズ・ハヤシの15度目の防衛戦の相手が、菊地毅(フリー)に決まった。9月20日の後楽園大会で戦う。カズと並ぶ同ベルト14度防衛の記録を持つ渕正信が、記録死守のための最後の刺客として差し向けたのが菊地だった。渕が前夜、酔っぱらった状態でカズと話し合った末、「(自分の頭が)まともな状態じゃなかったから、まともじゃないヤツに決めた」と意味不明なコメント。菊地は小柄ながら破天荒なファイトが持ち味で、渕によると「記録を守るために頑張ります」とやる気満々に話しているという。カズは挑戦者決定の経緯に苦笑いを浮かべながら、「渕さんが指名する選手とならやるつもりだった。思い切りしばき合う試合ができる」と承諾した。