<プロボクシング:全日本新人王決勝戦5回戦>◇19日◇東京・後楽園ホール◇2500人

 バンタム級では、柘植雄希(駿河)が小差判定で堤英治(ONE

 TWOスポーツ)を下した。変則的なスタイルの堤のパンチを浴びる場面も少なくなかったが、逆にカウンターで的確な右ストレートをヒットさせた。試合途中に両拳を痛めるアクシデントも重なったが、全日本新人王の称号を何とか奪った。柘植は「相手に合わせすぎて悪いところが全部出てしまった。打たれてヤバイと思ったが、応援を受けて気持ちで負けてはいけないと思った」と口にした。