日本プロボクシング協会は23日、静岡・熱海市内で理事会を行い、日本未加盟の世界ボクシング機構(WBO)と国際ボクシング連盟(IBF)に関し、世界ボクシング評議会(WBC)と世界ボクシング協会(WBA)の王者に限って統一戦承認するよう、決定権を持つ日本ボクシングコミッション(JBC)に要望すると満場一致で決めた。大橋秀行協会長は「IBFもWBOもスーパースターの王者がいる。もし統一戦が実現すれば、すごいビッグカードが生まれる。統一戦に限ってということなので、王者乱立の心配はない」と語った。防衛戦を行う場合などの詳細については、JBCと協議していく。

 またミニマム級(リミット47・6キロ以下)の名称をストロー級に戻すよう要望することも決定。現在未承認のWBCユースについては、次回の理事会で国内の挑戦資格などを継続して協議していくことになった。