リングスの前田日明代表(53)が9日、約10年ぶりの再始動に手応えを口にした。91年創設のリングスは02年3月に活動を休止していたが、この日、東京・後楽園ホールで1972人の観衆を動員して再開。オープニングマッチを含む計12試合を行い、1ラウンド内でのスピード決着が相次いだ。前田代表は「変に膠着(こうちゃく)した試合とか、つまらない陣取り合戦はなかったと思う。勝負に出るときは、勝負する。プロとは何かをまず第一に、選手に問い掛けていきたい」と総括した。

 リングスは年内に残り2大会を予定。9月23日に後楽園ホールで、12月16日にアマチュア育成部門のアウトサイダーとの合同興行として、横浜文化体育館で開催する。