<プロボクシング:日本フライ級タイトルマッチ10回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

 日本フライ級王者の粉川拓也(27=宮田)が日本同級1位林徹磨(セレス)を3-0の判定で破り、初防衛に成功した。持ち前のスピードと手数で、序盤から優位に試合を進めた。もっとも、前戦、1月の王座決定戦同様、決定打を欠いたため、試合後は「狙いすぎた」と反省。昨年7月に続く世界挑戦を目指すが、ジムの先輩の元WBC世界フライ級王者内藤大助さん(37)は「クリーンヒットを増やさないと、まだ世界は厳しい」と話した。