日本ボクシングコミッション(JBC)は18日、都内のホテルで会見し、4月1日からWBO(世界ボクシング機構)を承認、加盟することを正式発表した。

 JBCによれば、WBOと並行してIBF(国際ボクシング連盟)も同時期に承認、加盟することも決定。これでWBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)と合わせ、主要4団体の世界戦が認められることになった。

 17日にJBCと会合したWBOのフランシスコ・バルカルセル会長は「日本人ボクサーがWBOのタイトル戦、ビッグマッチに参戦されることを期待しています」と手放しで喜んだ。既に96年からアジア・太平洋地区の担当者が日本のボクシング事情をチェックしており、現在も9選手がWBOランキングに入っている。日本プロボクシング協会の大橋秀行会長は「WBO王者には強いイメージがあります。1日も早く日本人王者を誕生させたい」と口にした。

 今後は4団体となって世界戦が乱立する可能性もある。そのため、日本プロボクシング協会は挑戦者資格の条件をつくり、JBCもWBO、IBFの承認後の一定期間、その挑戦者資格や試合の検証を行ってチェックしていく方針だという。