<プロボクシング:WBA女子世界ライトミニマム級タイトル10回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

 王者宮尾綾香(29=大橋)が、美女対決を制して初防衛した。同級13位秋田屋まさえ(34=ワイルドビート)と、昨年2月の挑戦者決定戦で勝って以来の対戦。3回に秋田屋がバッティングで右まぶたを切ると、4回には宮尾のアゴに頭が入ってダウン。1分間休憩も「足にきちゃった」というピンチを乗り越え、6回には左ボディーでダウンを奪う。その後は有効打で勝り、最終回には接近戦でも打ち合い、3-0で判定勝ちした。

 昨年9月に王座奪取もベルトは前日に届いたばかり。「ベルトは渡さなかったが、やりたいボクシングができなかった。まだ未熟。次は女子らしいスマートさを見せたい」と、笑顔はなかった。