<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇27日◇神奈川・とどろきアリーナ

 WBA世界フライ級9位の黒田雅之(26=川崎新田)が、王者フアン・カルロス・レベコ(29=アルゼンチン)に12回、3-0の判定で敗れ、王座奪取はならなかった。

 黒田は、2回に左フックでレベコをぐらつかせ、5回には攻勢に転じた。レベコの鋭いパンチを浴びながら、最後までひるまず打ち合った。しかし、王者に実力差を見せつけられ、初挑戦でベルトを巻くことはできなかった。黒田は21勝(13KO)4敗2分け、レベコは30勝(16KO)1敗となった。

 黒田は試合後「判定は分からなかった。とりあえず、自分としては現時点でこれが今の実力。王者に届かなかったのは、世界王者の器じゃないから。次につながるように頑張りたい」と話した。