世界ボクシング協会(WBA)バンタム級タイトルマッチ(4月7日・大阪市ボディメーカーコロシアム)で6度目の防衛を狙う王者の26歳、亀田興毅(亀田)が28日、東京都内の所属ジムで練習を報道陣に公開し「サウスポー同士だから当たるパンチは増える。自然とKOのチャンスも来る」と3戦ぶりのKO決着へ意欲を見せた。

 同級11位のパノムルンレック・カイヤンハーダオジム(タイ)の挑戦を受ける。サウスポーとの対戦は、プロ唯一の黒星を喫した2010年3月のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)戦以来。「昔は得意だったのに苦手になった。3年前の嫌なイメージが残っているから、いいイメージに変えたい」と気合十分に話した。

 左構えのフィリピン選手と4ラウンドのスパーリングを行い「距離感が違うから、慣れないといけない」と対策に余念がなかった。