<プロボクシング:WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・大田区総合体育館
王者内山高志(33=ワタナベ)が、同級10位ハイデル・パーラ(30=ベネズエラ)に5回2分15秒KO勝ちで7度目の防衛に成功した。<1回>
序盤は互いにジャブを繰り出し、様子をうかがう展開。30秒過ぎから徐々に接近し、2、3発のコンビネーションを交じえる。内山がボディを打てば、パーラはストレートで顔面を捉えるなど一進一退の攻防が続いた。<2回>
両者はゴングと同時に再びジャブを繰り出す。30秒すぎ、パーラがストレートをヒットさせると内山も反撃。闘争心むき出しに前に出る。中盤以降は再びジャブの応酬。互いにパンチを見切りながら緊張感あるにらみ合いが続く。ラスト30秒すぎ、内山が練習で見せていた左ジャブの軌道でフックを繰り出す「消える左」でパーラの顔面をとらえ始めたが、ラウンド終了。<3回>
パーラがスピードを上げ、左ジャブで内山の顔面に的確ヒット。1分すぎ、内山がカウンター気味に左ボディーを当てるとパーラの表情がゆがむ。パーラは慎重になり、手数が減る。内山は自慢の強打でプレッシャーをかける。内山が右ストレートをガードの上から浴びせると、パーラの顔面が少しずつ腫れ上がった。徐々に動きは出てきたが、両者決定打がないまま、ラウンド終了。<4回>
パーラは軽快なフットワークで動き回る。ヒットアンドアウェイを繰り返し攻撃の糸口を探る。内山はストレート、アッパーで応戦。強打のあまり会場に鈍い音が響き、観客席からはどよめきが起こる。ラスト30秒、内山のワンツーがパーラの顔面にクリーンヒット。パーラは足元がぐらつき、内山はラッシュを仕掛ける。パーラは内山に全く反撃できず、逃げに終始したところでゴングに救われる。<5回>
パーラはさらに慎重になり、フットワークを使いながらけん制のパンチを繰り出すものの、内山の接近戦には応じず、後ろに下がる場面も。中盤以降、内山のローブロー気味のボディーブローが入り、パーラはたまらずタイムを要求。再開後の2分15秒すぎ、内山は、パーラの左フックにカウンター攻撃で強烈な左ボディーをさく裂させる。パーラは苦しそうな表情を浮かべ、リングに沈んだ。四つんばいになった状態から立ち上がれず、そのままカウントアウト。内山がKOで7度目の防衛に成功した。


