ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位帝里木下(ている・きのした、28=千里馬神戸)が3日、同級1位ゾラニ・テテ(25=南アフリカ)との同級王座決定戦(7月18日、神戸ポートピアホテル)へ向けて、兵庫・淡路島で合宿をスタートした。

 6日までの4日間で1日10キロ近い走り込みを中心に、下半身を鍛える。テテを想定したサウスポーとの練習にも力を入れる予定だ。「勝つためには懐の深さと、接近戦での引き出しの多さが必要。そのためにも足腰を強化することが大事になる」と帝里。初の世界戦へ、気合を入れてランニングメニューに取り組む。

 8月に第2子出産を控える摩由子夫人(40)はヨガインストラクターで、サッカー日本代表FW大久保嘉人の妻莉瑛さんを指導していたこともあるという。家計は完全に姉さん女房に握られており、帝里は「最近は財布も持ったことがない」と苦笑するが「勝って嫁の好きな物を買ってあげたい」と家族愛も力にする。