<ノア:有明大会>◇6日◇有明コロシアム◇観衆5800人

 GHCヘビー級選手権は、王者丸藤正道(35)が挑戦者の杉浦貴を下し、5度目の防衛に成功した。

 ノア創設時から14年、団体を支えてきた両雄は、30分を越す激闘を展開。杉浦のエルボー、丸藤のキックと意地と意地とのぶつかり合いは、丸藤が膝蹴り2連発から変形タイガーフロウジョンで31分09秒、勝利を収めた。

 丸藤は「エルボーを食って、口の中で火薬の味がした。歯と歯がこすれた感じだったけど、初めての経験。今日という日に、杉浦という男の中の男と対決できて本当に良かった。これからもノアの先頭に立っていく」と話した。

 負けた杉浦は「こっちはエルボー、向こうはヒザで覚悟というかプライドをかけてやった。今日は今日で、また明日から走りだします」と出直しを誓った。