今年7月25日午後6時から丸1日ぶっ通しでプロレスをする「24時間プロレス」に参加する6団体が3日、正式に発表された。

 24時間プロレスで選手会長を務める真霜拳號(36)が所属するKAIENTAI

 DOJO、今回のプロデューサーでもある椿志保(41)の率いるプロレスリングFIVE、東京・北区を中心に活動する飛鳥プロジェクト、美形女子レスラーばかりのプロレスリングWAVE、富山県在住のレスラー矢郷良明(47)がゼネラルマネジャーのVKFプロレス、自由なスタイルで奇想天外な試合を展開するフリーダムズの6団体。

 飛鳥の篠瀬三十七(しのせ・みとし)代表(39)は「北区の飛鳥山をシンボルに昨年3月結成しました。昨年は後楽園ホールでも興業を打てた。24時間プロレスでも大きくアピールしたい」と力こぶをつくった。

 WAVEの桜花由美代表(35)は「ウチは女子プロですけど、バカになりきってとことんやります。実際に24時間プロレスなんて、こんなバカなこと…ウチはブスは入れません。顔面偏差値は高いので覚悟してください」と瞳を輝かせた。

 VKFの川村俊之代表は「本当は矢郷が富山から来るはずだったんですが、大雪で閉じ込められて、手も足も出ない状態です。24時間プロレスは夏なので、安心して上京できます」と額の汗をぬぐった。

 フリーダムズの佐々木貴代表(40)は「24時間、面白い企画だ。若い真霜がやる気になって声をあげた。頼もしいじゃないか。ウチもそこそこ個性派がそろっている。いっちょ、やるか」とおでこから湯気をあげていた。

 会場は新宿FACE。チケットは、24時間出入り自由のパスポートスタイルで、料金は8000円(税込み)。事務局では「1万円でおつりがくる。しかも末広がりのハチで縁起もいい。会場に来ていただけるお客さんを含めてみなさんにハッピーになってもらいたい気持ちを料金に込めました」と解説した。

 当日まで約半年、佐々木から「ここは選手会長なんだから、なんかブチ上げた方がいいんじゃないか」と詰め寄られた真霜は「できるだけ頑張りますが、リングには出続けます」と、ここで「ひとり24時間バトル」を宣言?

 5団体の代表全員から「ぜひウチとマッチメークしてほしい」とオファーが殺到。最後は桜花から「これは女装だね」といたずらな笑みで誘いをかけられ「えー、それは…それは…考えさせてください」と頭をかかえていた。

 椿プロデューサーによると「まだ4~5団体と交渉していて、感触は悪くない。面白い真夏の24時間を期待していてください」とのこと。今夏の新宿はプロレスの肉弾戦で一気に燃え上がりそうだ。【寺沢卓】