WBA世界スーパーフェザー級王座戦の予備検診が8日、都内で行われた。無敗の王者サルガド(25=メキシコ)に挑む同級3位内山高志(30=ワタナベ)は、身長では3センチ下回ったが、リーチでは2センチ上回った。渡辺会長は「(サルガドは)思ったより大きくない」とほおを緩め、内山も「もう少し大きいかなと思っていたけど、少し小さかった感じがする」と印象を口にした。

 サルガドが王座を奪取した昨年10月、前王者リナレス(帝拳)には身長とリーチで上回っていた。体格差を生かした鋭い左フックに、リナレスも反応できなかった。内山がリーチで上回ったことで、渡辺会長は「左の突き合いとか同じ(互角にできる)と思ってね」。内山も「試合で試したいことがいっぱい」と自信を見せた。