元WBA世界フライ級王者で、同スーパーフライ級4位の亀田大毅(23=亀田)が「ボクシングの聖地」から2階級制覇へ加速する。6月25日の勝又ジム設立50周年記念興行(東京・後楽園ホール)で、ノンタイトル10回戦を行うことが28日、分かった。相手は現在交渉中。昨年12月にWBA世界スーパーフライ級王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)に敗れて以降、2階級制覇への再起2戦目となる。

 亀田大にとっては、年末の世界戦を見据えた前哨戦。再起初戦となった今月4日のポンペッチ・ツインジム(タイ)戦では、2度のダウンを奪ってKO勝ちして手応えをつかんだ。聖地・後楽園ホールでの試合は、09年5月のブンブン東栄戦以来、約3年ぶり。WBA世界バンタム級王座を4度防衛中の兄興毅、WBC世界同級シルバー王座を獲得した弟の和毅に続いて再起2戦目を制し、テーパリット再挑戦へ視界を広げるつもりだ。