右ストレートで2階級制覇だ!
前WBA&WBC世界ミニマム級統一王者の井岡一翔(23=井岡)が25日、大みそかのWBAライトフライ級王座決定戦(大阪・ボディメーカーコロシアム)に向けて練習を公開した。過去4度の世界戦で2度KO勝ちしているが、ともにフィニッシュブローは得意の左。叔父の弘樹ジム会長(43)に続く2階級制覇へ、今回は「右で倒してみたい」と意欲を見せた。
井岡の頭の中には、既にKO勝ちのシーンが浮かび上がっていた。
「すべてのパンチに磨きをかけてきた。ワンツーで決めたい。右ストレートがきれいに入って倒れたら気持ちいいでしょうね」
世界戦過去2度のKO勝ちは左ボディーアッパーと、左アッパーで決めたもの。階級を本来のライトフライ級に戻した今回は「体調もすごくいい。自信しかない」と話すように、さらに進化した姿を見せるつもり。「常に向上心を持ってやってきた。右で1回倒してみたい」と意欲を燃やす。
叔父の弘樹ジム会長も、状態の良さに太鼓判を押す。「ベスト体重だし、パンチのパワーもスピードも増している。より一層スタミナも出てきた」と言い切る。同会長が通算22試合目で2階級制覇を達成したのは21年前の91年。同じWBA世界ライトフライ級で、同じ12月、同じ大阪の会場だった。最短の11試合目で偉業を狙う井岡は「縁を感じます。やる限りはいい結果を残して、そうした記録も達成すれば、騒いでくれる。頑張りたい」と表情を引き締めた。叔父超えへの思いを右の拳に込め、豪快に今年を締めくくる。【木村有三】

