<ノア:GHCヘビー級選手権試合>◇5日◇横浜文化体育館◇3400人
プライドを足に込めた。ノアのGHCヘビー級王者KENTA(32)が、中嶋勝彦(25)と激突。壮絶な打撃戦を33分49秒、片エビ固めで勝利し、同王座の年間防衛記録に並ぶ8度目の防衛に成功した。試合を通して真っ向勝負の蹴り合いを展開。ふらふらの状態で迎えた終盤、まともに受けたカウンターの右ハイキックでKO寸前まで追い込まれた。
それでも、持ち上げられそうなところを、脳天砕きで逆転。最後は中嶋の体を担ぎ上げ、落ち際に膝を突き刺す完璧な「go
2
sleep」で決着をつけた。KENTAコールが響き渡る中、誇らしげにベルトを掲げると「俺にはチャンピオンにしてくれたみんなの声援に応える責任がある。1試合1試合、心に残るプロレスをやっていく」と声援に応えた。
1月の王座奪取から約9カ月。後輩から受けた刺激を、81キロの小さな体で臨む過酷な防衛ロードの力に変えた。母校修徳高の野球部が9年ぶりの夏の甲子園出場に続き、3日には、国体で優勝。試合前の「今度は俺の番です」の言葉通り、先輩の意地を勝利で示した。
節目の防衛記録も、すぐに切り替えた。19日には東京・ディファ有明でグローバルリーグ戦が開幕。連覇を狙う戦いがスタートする。「ここからが大事になってくる。良い形で今年を締めくくりたい」と力を込めた。【奥山将志】

