UFC日本大会(9月20日、さいたまスーパーアリーナ)のメーンを飾るロイ・ネルソン(38=米国)が26日、大相撲の出羽海部屋に1日入門した。マーク・ハント(40=ニュージーランド)との対戦が発表されたこの日、ネルソンは午前7時半に出羽海部屋に到着。シコ、股割り、テッポウと準備運動の後、ぶつかり稽古で約1時間汗を流した。「相撲ではいつもの練習と全く違う筋肉を使った。押していくときにつま先立ちにならないようアドバイスされたのは参考になった」と話した。

 高校時代、レスリングやアメリカンフットボールで活躍。抜群の運動神経とパワーで、UFCヘビー級でも王座を狙う指折りの実力者だ。その強さに、相撲で動きのヒントを得た。会見では「マークはすごい選手だけど、オレは相手をKOするだけ」と自信たっぷりに話した。