3月27日のWBC世界フライ級王座統一戦(亀田興毅-ポンサクレック)で敗れた亀田興毅の父史郎氏(44)が、採点内容を不服として控室で関係者らをどう喝するなどした問題で、亀田ジムは2日、代理人弁護士を通じ、日本ボクシングコミッション(JBC)に、亀田側の言い分も考慮して処分を検討するよう求める上申書を提出した。弁護士は協栄ジムと係争中の未払い裁判に続き、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)にも出演している北村晴男氏が担当した。全6ページにおよぶ書類の冒頭で「亀田史郎より、一部不穏当な発言があったことは弁明することのできない事実」と謝罪した上で、相手陣営が試合のレフェリーらと不正とも取られかねない接触を試みていたと主張する内容だった。東日本ボクシング協会は6日に処分を検討する緊急理事会を行う予定で、JBCも早ければ同日に倫理委員会を開く。