大相撲春場所(大阪・ボディメーカーコロシアム)は今日8日、初日を迎える。3場所ぶりに三役復帰を果たした小結妙義龍(28=境川)は7日、土俵祭りに参加。初日に対戦する横綱白鵬(29)には、3日の出稽古先で古傷の残る左目に強烈なかち上げを食らったばかり。不本意な結果が続く三役での「厄」を払うべく、集中力を高めた。
妙義龍は心の準備は、すでに整っていた。春場所では初めて土俵祭りに参加し、白鵬とも顔を合わせたが「ここでやるんだなぁ」と初日の相手は気にも留めない。取組について問われると「西小結なので(白鵬と)やるのは分かっていた」と、過去1勝10敗の難敵を前にしても落ち着き払っていた。
三役では、小結だった昨年初場所に脇腹痛で途中休場。関脇だった同秋場所は左目網膜剥離で全休した。今回は体調管理にも気を使っていたが、3日の出稽古先ではその左目に強烈なかち上げを食らった。その相手が白鵬だ。稽古を途中で切り上げヒヤリとさせたが、もう同じ轍(てつ)は踏まない。「大丈夫です」と話し、その後も精力的に稽古して調整を進めてきた。
白鵬の初日黒星は横綱昇進後45場所で4度のみで、12年夏場所の安美錦戦が最後。苦戦は必至も「結びで取るのもあまりない。(横綱と対戦する)15人に選んでもらえただけでも光栄です」と、思い切り胸を借りるつもりだ。
兵庫・高砂市出身。ご当地場所ともいえる春場所で「気持ちを高めていきます」と奮起を誓った。【桑原亮】


