大相撲の懸賞バブルは、まだまだ続く…。10日から始まる夏場所(東京・両国国技館)の懸賞本数が、過去最多だった1月の初場所の1625本を上回り、1700本を超えることが確実となった。日本相撲協会担当者が8日、明らかにした。約70社から申し込みがあり、そのうち13社が新規。合計本数で1800本に迫る勢いだという。

 特に増えたのが大関稀勢の里(28=田子ノ浦)。ジャポニカ学習帳で有名なショウワノートや、集英社の漫画雑誌「グランドジャンプ」の「喝風太郎」、ユンケル佐藤製薬など、15日間の通しで新たに計95本も懸賞がついて、春場所から倍増した。

 ほかには、すき家を営むゼンショーが「全勝」にちなんで結びの一番に、アート引越センターは横綱日馬富士(31)と関脇照ノ富士(23)の伊勢ケ浜勢に懸賞を懸けた。

 また、遠藤(24=追手風)に懸けることが多いハトのマークの引越専門協同組合は、直前まで遠藤がけがで出場が微妙だったことから、今場所は勢(28=伊勢ノ海)に変更。その両者は初日に対戦する。