日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は18日、宮城野部屋付きの熊ケ谷親方(元十両金親)がマネジャーの男性に対する傷害罪で起訴されたことについて「大変なことだ。事実を重く受け止め、対処しなければいけない」と述べ、永久追放に当たる解雇を含めた厳罰処分を示唆した。

 相撲協会は10月1日の定例理事会で熊ケ谷親方の処分を決める。協会幹部によると、外部理事で危機管理委員会の宗像紀夫委員長(元東京地検特捜部長)らが理事会までに同親方から事情聴取する予定。北の湖理事長は「司法の判断もあるが、危機管理委員会から情報が上がってくる。そこで対応する」と独自の見地から処分を決める意向を示した。