大相撲九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の番付編成会議で、新十両昇進が決まった朝弁慶(26=高砂)が30日、東京都墨田区内の高砂部屋で、師匠の高砂親方(59=元大関朝潮)とともに、記者会見した。

 高砂部屋にとっては、06年夏場所の皇牙(おうが、元十両)以来の新十両昇進という、めでたい会見に高砂親方も「よく頑張った。もっと筋肉も付け、四つ身も覚えた方がいい。素直な性格です」と喜んだ。

 前回の新十両会見以降は、元横綱朝青龍の不祥事などで、晴れがましい席は久しぶり。「みなさん(マスコミ)に追いかけ回され、車も傷つけられ、オレの心も傷ついたけど、気分いいね。これからは笑顔だけでいきますよ」と話し、報道陣の爆笑を誘っていた。