大相撲秋場所を左膝負傷で途中休場した横綱白鵬が、秋巡業(10月8~25日・計17カ所)の前半を休場する見通しであることが30日、明らかになった。同日までに「左大腿(だいたい)四頭筋腱炎(けんえん)で2週間の加療を要する」との診断書が日本相撲協会に提出された。10月中旬に再検査を受ける予定で、巡業後半から参加の可能性がある。

 右肘痛で2場所連続休場の横綱日馬富士は、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、参加する方向で調整を進めている。

 また、同親方は秋場所で優勝争いのトップを走りながら、右膝の負傷で賜杯を逃した大関照ノ富士については秋巡業出場を「難しいでしょうね」と話し、全休する見込みを明らかにした。「右膝の前十字靱帯(じんたい)損傷、外側半月板損傷などで1カ月の加療を要する」との診断書を提出。当面は部屋で安静にするという。