左膝の負傷で秋場所を途中休場した横綱白鵬(30=宮城野)が27日、九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の出場について、来週に予定する関取衆との稽古で最終判断する考えを示した。この日は福岡県内の幼稚園を訪問後、力士会に参加し、福岡県庁と同市役所を表敬訪問。「痛みはほぼなくなりました。九州場所は大丈夫かな」と前向きな姿勢を見せつつ「関取衆と組まないと、まだ分からない。そこであらためて判断したい」と語った。
史上4人目の横綱在位50場所となる節目へ、体は順調に回復している。だが、そこで、はやる心を白鵬はグッと抑えた。秋場所は横綱昇進後初の休場を経験しただけに、出たい気持ちを問われると「もちろん。休んでる場合じゃない」と即答した。一方で「いいと言っちゃうと、調子に乗っちゃうから」とオーバーワークの警戒も忘れていなかった。
秋巡業には20日の香川・丸亀から後半6カ所に参加。四股などで汗を流したが、関取衆との本格的な稽古再開までは至ってない。場所へ向けては、通常通り直前1週間の出稽古で仕上げる予定で、出否はその出来次第。「これからどれくらい体を作っていけるか」と白鵬。焦らず、己と向き合っていく。【木村有三】

