大相撲の大関照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が31日、福岡・太宰府市内の部屋宿舎で“ニューアイテム”を試した。

 秋場所13日目に負傷した右膝に、東京で特注したサポーターを装着して若い衆と約20分間稽古。感触を「ふつう」と言いながらも「安定感がある。前は怖さがあった」と、心強さを感じたようだった。

 けがの回復具合は「40%……41%」と、まだ万全とはいかない。それでも九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)出場には意欲を見せ「問題ないと思います。今の状態でどこまでできるか。頑張ってみようかなという気持ち。出るからには優勝をめざしたい」と意気込んだ。